ファイル転送〜機能
目次
- 1.転送方式
- 2.FTP
- 3.WebDAV
- 4.容量制限
- 5.FTPアクセス制限機能
- 6.AnonymousFTP
- 7.制限事項
1.転送方式
サーバーへのコンテンツのアップロード・ログファイルのダウンロードなどを行うためのファイル転送方式として、FTP・WebDAVの2種類をサポートしています。
2.FTP
FTPを使えるアカウントはサイト管理者・Web特権ユーザ・Webユーザ・AnonymousFTPです。メールユーザはFTPを使うことが出来ません。
SSL/TLSの暗号化通信に対応しています。暗号化通信に対応しているFTPソフトで適切な設定を行うと通信内容を暗号化することができるため、より安全にファイル転送を行うことができます。
暗号化の方式はExplicit方式※1に対応しています。Implicit方式※2には対応していません。
なお、通信の暗号化のみを目的とした機能となりますので証明書は弊社にてセルフサインにより作成したものを使用しております。お客さまに証明書をご用意頂く必要はございません。また、お客さま独自の証明書に入れ替えることも出来ません。
※1暗号化されていない状態で通常のFTP接続を開始した後、クライアントからの要求により暗号化されたFTPセッションを開始する方式。
※2セッション開始時から暗号化されたFTP接続を行う方式。
3.WebDAV
WebDAVを使えるアカウントはサイト管理者およびWeb特権ユーザです。 WebDAVを使用して /home ディレクトリへのファイルアップロード・ダウンロードを行うことが出来ます。/home 以外のディレクトリへアクセスすることは出来ません。
4.容量制限
アカウント1つずつに対して容量制限を設けることが出来ます。容量制限はサイトマネージャーで設定します。
サイト管理者(admin)の設定はサイトマネージャーの、「サイト管理」→「adminアカウント管理」→「使用容量の制限」から行ってください。
Webユーザの設定はサイトマネージャーの、「Web&FTP管理」→「Webユーザ管理」→「Webユーザの登録・変更」から行ってください。
5.FTPアクセス制限機能
サイトマネージャー・WebマネージャーからFTPアクセス制限を行うことが出来ます。アクセス元のIPアドレスによる制限を行うことが出来ます。
アクセス制限の設定を行うと制限をかけたディレクトリに「.ftpaccess」ファイルが作成されますが、このファイルは削除・変更しないで下さい。正常に動作しなくなる可能性があります。
6.AnonymousFTP
匿名でファイルのダウンロードが行えるAnonymousFTP機能を利用できます。デフォルトではAnonymousFTP機能はOFF(無効)に設定されていますので、使用する場合は管理ツールのサイトマネージャーでONに設定する必要があります。
AnonymousFTPの設定はサイトマネージャーの、「Web&FTP管理」→「AnonymousFTP」→「AnonymousFTP ON-OFF」から行ってください。
AnonymousFTPでダウンロード出来るファイルは、/anonymousディレクトリに置かれているファイルです。 /anonymousディレクトリへのファイルのアップロードはサイト管理者(admin)またはWeb特権ユーザだけが行えるようになっています。 /anonymousディレクトリ内にサブディレクトリを作成し、その中にファイルを設置することも可能です。
AnonymousFTPのアカウント名は anonymous です。このアカウント名を使用してサーバーにFTP接続すると/anonymousディレクトリに置かれているファイルをダウンロードすることが出来ます。AnonymousFTPでファイルのアップロードや削除・ファイル名の変更などを 行うことは出来ません。
7.制限事項
お客さまのディスク領域に設置できるディレクトリ数・ファイル数にはあらかじめ制限を設けさせて頂いております。
制限に該当した場合、ご使用のFTPソフトによりますが、以下のようなエラーメッセージが表示されます。
550 : Disk quota exceeded
具体的な数に関しては非公開とさせて頂いておりますので、ご了承下さい。