電子メール〜機能
目次
- 1.対応プロトコル
- 2.使用できるアカウント
- 3.容量制限
- 4.送信ドメイン認証
- 5.子ドメイン設定時の挙動
- 6.ウイルスチェック
- 7.迷惑メール対策
- 8.メールの転送機能
- 9.転送設定の方法
- 10.メール送信(SMTP)の submission ポートへの対応
1.対応プロトコル
SMTP/POP3/IMAP4に対応しています。SMTP STARTTLS、POP over SSL、POP STARTTLS、IMAP over SSL、IMAP STARTTLSが利用できます。
2.使用できるアカウント
メールを使用できるアカウントはサイト管理者・メールユーザです。Web特権ユーザ・Webユーザ・ AnonymousFTPはメールを使用できません。
3.容量制限
各アカウント毎に容量制限を設けることが出来ます。容量制限はサイトマネージャーで設定します。
サイト管理者(admin)の設定はサイトマネージャーの、「サイト管理」→「adminアカウント管理」→「使用容量の制限」から行ってください。
メールユーザの設定はサイトマネージャーの、「メール管理」→「メールユーザ管理」→「メールユーザの登録・変更」から行ってください。
4.送信ドメイン認証
お客様のドメインに対して送信ドメイン認証情報(SPFレコード)を設定することが出来ます。
この設定を行うことにより、送信元を偽装した迷惑メール(なりすましメール)対策を実施している一部のサーバや携帯キャリアへのメール送信が可能となります。
この設定は、親ドメイン、子ドメインいずれでも設定が行えます。
設定されたい場合は、サイトマネージャー内
サイト管理 > ドメイン > 送信ドメイン認証の設定
から設定を行ってください。
5.子ドメイン設定時の挙動
子ドメインを設定されている場合、作成されているメールユーザー宛に、設定されている全てのドメイン(親ドメイン、子ドメイン)のメールが配送されるようになります。
例えば親ドメインとして example.com、子ドメインとして example.jp を設定されていて、ユーザーアカウント"info"を作成されている場合、 info のメールボックスには info@example.com と info@example.jp 宛のメールが配送されるようになっています。
6.ウイルスチェック
標準でウイルスチェックに対応しています。IT-Guardiansホスティングサービスのサーバーを通るすべてのメールは 自動的にウイルスチェックが行われ、ウイルスが見つかった場合は配信を遮断します。警告メール送信設定が"ON"の場合は同時に警告メールが送信されます。警告メールはお客さまのIT-Guardiansホスティングサービスサーバーに設定されているドメインのメールアドレスに送信されます。
IT-Guardiansホスティングサービスのアカウントで送信したメールからウイルスが検出された場合は、送信者のアドレスに警告メールが送られます。受信者が送信者と同じドメインのアドレスだった場合に限り、受信者のアドレスにも送られます。
IT-Guardiansホスティングサービスのアカウントで受信したメールからウイルスが検出された場合は、受信者のアドレスに警告メールが送られます。
警告メール送信設定のON/OFFは、サイトマネージャーの「メール管理」→「ウイルスチェック」→「警告メールの送信 ON-OFF」から行ってください。
ウイルスチェックによって送信を停止されたメールの履歴を1日1回お客さまのご指定のメールアドレスに送信できます。履歴のメール送信設定のON/OFFは、サイトマネージャーの「メール管理」→「ウイルスチェック」→「ウイルスメール 検知レポート送信 ON-OFF」をONに変更し、通知先のメールアドレスを入力してください。
メールアドレスが空欄の場合は『admin@ドメイン』に送信されますので、adminアカウント管理にて適切な転送先を入力してください。
警告メール例
【ウイルスメールを受け取った場合】
件名: [IT-Guardiansホスティングサービス からのお知らせ]ウイルスメールの配信を中止しました。
(以下本文)
=== ウイルスメール配信遮断のお知らせ ===
あなた宛に送信されたメールからウイルスが検出されましたので、
IT-Guardiansホスティングサービス のサーバーは該当メールの配信を遮断しました。
配信を中止したメールの詳細情報は以下のとおりです。
〜以下メール詳細情報〜
【ウイルスメールが送信された場合】
件名: [IT-Guardiansホスティングサービス からのお知らせ]ウイルスメールの送信を中止しました。
(以下本文)
=== ウイルスメール送信中止のお知らせ ===
あなたが送信したと思われるメールからウイルスが検出されましたので、
IT-Guardiansホスティングサービス のサーバーは該当メールの送信を中止しました。
配信を中止したメールの詳細情報は以下のとおりです。
〜以下メール詳細情報〜
8.メールの転送機能
IT-Guardiansホスティングサービスのサーバーに作られたメールアドレスに届いたメールを任意の他のアドレスに転送させる事が出来ます。 転送先は最大10ヶ所まで設定する事が出来ます。また、転送時にIT-Guardiansホスティングサービスのサーバー内にデータを残したまま転送するか、残さずに転送するかを選択出来ます。
9.転送設定の方法
サイト管理者はサイトマネージャーで全アカウントの転送設定を行うことが出来ます。
サイト管理者(admin)用の転送設定はサイトマネージャーの、「サイト管理」→「adminアカウント管理」→「adminメールの転送設定」から行ってください。
メールユーザの設定はサイトマネージャーの、「メール管理」→「メールユーザ管理」→「メールユーザの転送設定」から行ってください。
メールユーザはメールマネージャーで自分のアカウントの転送設定を行うことが出来ます。
転送設定はメールマネージャーの、「メールアカウント管理」→「メールの転送設定」から行ってください。
10.メール送信(SMTP)の submission ポートへの対応
一部のインターネットプロバイダーでは、スパムメールの対策として、Outbound Port25 Blocking *1というメール送信の規制を行っています。ご利用のプロバイダがこのOutbound Port25 Blockingを実施した場合は、IT-Guardiansホスティングサービスのサーバーを利用してメールの送信ができなくなる場合があります。
IT-Guardiansホスティングサービスでは、このOutbound Port25 Blocking への対応として、メール送信(SMTP)時に submission ポート(Port 587)*2をご利用いただけます。
submission ポートをご利用になるには、メールソフトの設定変更が必要になる場合があります(一部対応していないメールソフトもあります)。メールソフトの設定方法については、オンラインマニュアル電子メール 設定・使用方法をご参照いただき、設定の変更をお願いいたします。
- *1Outbound Port25 Blocking
Outbound Port25 Blockingとは、メールの不正中継を防止するために、メール送信に制限を実施する方式のことです。
具体的には、お客さまがご利用のプロバイダ(A社とする)が、この方式に対応した場合、A社を利用してインターネットに接続しているお客さまは、A社のメールサーバー以外からはメールを送信することができなくなります。
そのため、IT-Guardiansホスティングサービスを利用してメールを送信する際には、現在のメールソフトの設定を変更する必要があります。
- *2メール送信(SMTP)の submission ポート(Port 587)
Outbound Port25 Blockingへの対応として、メール送信に通常使用するポート(25番)とは別のポート(587番)を使用してメールを送信します。