【後からSSL化】EC-CUBE2インストール手順
目次
- 1.注意事項
- 2.SSLの設定作業
- 3.EC-CUBEの修正
1.注意事項
本マニュアルでは、通常の環境(SSLではない)で運用中のEC-CUBEをSSL化する手順についてご案内しますが
事前にSSLオプションをご契約いただいていることが必要です。
また、/home直下にEC-CUBEをインストールされている場合はSSL化出来ません。
EC-CUBEのご利用方法、カスタマイズ、インテグレート等のサポートは承っておりません。
ご不明な点はEC-CUBEマニュアルサイトなどをご参照ください。
■株式会社ロックオンのEC-CUBEに関するページ
マニュアルサイト http://wiki.ec-cube.net/ 開発コミュニティ http://xoops.ec-cube.net/ EC-CUBEのカスタマイズができる制作会社 http://www.ec-cube.net/integrate/partner/index.php |
■動作環境について
・SSLオプションをご契約済み
・マルチドメイン設定ツールを使用していない環境
・/home直下にEC-CUBEをインストールしていないこと
マルチドメイン設定ツールを用いた環境下では、一部ページでURLの表示が「http://マルチドメイン/マルチドメイン/eccube」
となることが確認されております。弊社ではマルチドメイン設定ツールを使用された環境下での動作保障は行っておりません。
/home直下にインストールされている場合は、/ssl/homeから/homeへシンボリックリンクを
作成出来ませんので、SSL化は行えません。
・SSL化が出来るお客さまのEC-CUBEのURLとディレクトリ構成
http://お客さまドメイン名/eccube/
/home/eccube/(ECCUBEのデータ)
・SSL化が出来ないお客さまのEC-CUBEのURL
http://お客さまドメイン名/
/home/(ECCUBEのデータ)
2.SSLの設定作業
ここでは、/ssl/homeから/home/eccubeへのシンボリックリンクを作成し、
https//お客さまドメイン名/eccubeのアクセスを/home/eccubeを参照するように設定します。
これにより、SSLに対応したEC-CUBEのページを実現します。
1.スクリプトの準備
メモ帳などのテキストエディタに以下の内容を貼り付けてください。
貼り付け後、お客さまの環境に合わせて「/virtual/お客さまIPアドレス/home/eccube/」を修正してください。
ファイル名をここではssl_setup.phpとします。
###ssl_setup.phpの中身###
-
<html>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_JIS">
<title>SSLの設定を行います。</title>
<head>
</head>
<body>
<?php
//SSLのリンク設定を実行
$output = system('ln -s /virtual/お客さまIPアドレス/home/eccube/ ../ssl/home/',$output1);
//SSLのリンク設定を削除する場合に実行。削除の際にはコメントアウト(#)を
//外して実行してください。
#$output = system('rm ../ssl/home/eccube',$output1);
#echo "<pre>$output</pre>";
//処理結果の表示
if($output1 == "0"){
echo "設定に成功しました";
}else{ echo "設定に失敗したか、既に設定済です。";
}
?>
</body>
</html>
2.ssl_setup.phpの設置
/home内へFTPソフトで「ssl_setup.php」を転送してください。
3.ssl_setup.phpの実行
以下のURLへアクセスし、実行してください。
http://お客さまドメイン/ssl_setup.php
成功しますと、以下のように表示されます。

また、FTPソフトで確認しますと、/ssl/home内に「eccube」のフォルダが生成されております。

設定に失敗しますと、以下が表示されます。「ssl_setup.php」内のパスの記述などご確認ください。

SSLでアクセスが行えるか確認します。
https://お客さまドメイン名/eccube/
上記URLにアクセスが出来れば、SSL設定の完了です。
なお、設定後は /home内 の「ssl_setup.php」は削除してください。
3.EC-CUBEの修正
1.install.phpのダウンロード
FTPにて「/data/eccube/install.php」を端末にダウンロードしてください。
2.install.phpの修正
メモ帳などのテキストエディタで「install.php」を開いてください。
該当箇所を以下のように編集します。
define ('SSL_URL', 'http://ドメイン名/eccube/'); ↓ define ('SSL_URL', 'https://ドメイン名/eccube/'); |
「install.php」の修正が終わりましたら、FTPで「/data/eccube/」内に上書きします。
以上で作業の完了です。