ファイル転送〜ディレクトリ構造
目次
サイト管理者・Web特権ユーザ用ディレクトリ
1.基本のディレクトリ
サイト管理者(admin)がFTPでサーバーに接続した時にアクセスできるディレクトリ構造は以下のようになっています。
ディレクトリ | パーミッション | 主な用途 |
---|---|---|
/(ルートディレクトリ) | ||
| +---------- home | 700 (rwx------) | HTML・CGI・PHP・SSI |
| +---------- cgi-bin | 700 (rwx------) | お客さまのCGI |
| +---------- cgi-def | 700 (rwx------) | 弊社製CGI |
| +---------- app-def | 700 (rwx------) | 弊社製PHP |
| +---------- data | 700 (rwx------) | Web上で非公開のファイル |
| +---------- anonymous | 750 (rwxr-x---) | AnonymousFTP |
| +---------- log | 755 (rwxr-xr-x) | |
| +-- www | 700 (rwx------) | Webのログファイル |
| +-- ftp | 700 (rwx------) | FTPのログファイル |
| +---------- .well-known | 700 (rwx------) | SSL証明書の認証 |
サイト管理者とWeb特権ユーザは上記のディレクトリを共有します。設置したファイルはサイト管理者の持ち物として扱われ、サイト管理者のディスク領域を使用します。
各ディレクトリの用途は以下の通りです。
- ・ / (ルートディレクトリ)
- お客さまのディスク領域の一番上の階層となるディレクトリです。
- ・ /home
- ホームページのコンテンツを置くディレクトリです。HTMLだけではなく、CGI・PHP・SSIを使用したコンテンツも置くことができます。このディレクトリがホームページのドキュメントルートになります。
- ・ /cgi-bin
- お客さまのCGIを置くディレクトリです。CGIは /home に置いても動作しますので必ずこのディレクトリに置かなければならないということはありません。
- ・ /cgi-def
- 弊社製CGI(Perl・RubyなどCGIとして動作するアプリケーション)が置かれるディレクトリです。サイトマネージャーのCGIインストーラによってインストールされたCGIや、グループウェア「desknet's e」のプログラムなどはこのディレクトリの配下に設置されます。このディレクトリにはお客さまのコンテンツを設置しないことをお勧めします。
- ・ /app-def
- 弊社製PHPが置かれるディレクトリです。サイトマネージャーのCGIインストーラによってインストールされたPHPはこのディレクトリの配下に設置されます。このディレクトリにはお客さまのコンテンツを設置しないことをお勧めします。
- ・ /data
- Webから直接アクセスされたくないファイルを置くディレクトリです。Webに公開する必要がないファイルはこのディレクトリに設置することをお勧めします。また、CGI・SSIを利用した場合はこのディレクトリ配下のファイルにもアクセス可能ですので、CGI・SSIのデータファイルを設置する用途にもご利用頂けます。デフォルトのパーミッション700 (rwx------)から変更した場合は他のユーザからファイルが閲覧できてしまう可能性がありますので、パーミッションの変更は行わないことをお勧めします。
- ・ /anonymous
- AnonymousFTP用のディレクトリです。AnonymousFTP機能をONにした上でこのディレクトリ内にファイルを置くと、そのファイルをAnonymousFTPでダウンロードできるようになります。
- ・ /log/www
- Webのログファイルが置かれるディレクトリです。
- ・ /log/ftp
- FTPのログファイルが置かれるディレクトリです。
- ・ /.well-known
- SSLサーバー証明書発行申請時に使用する認証ファイルを置くディレクトリです。
2.SSL用のディレクトリ
SSLをご利用の場合のディレクトリ構造は次の通りです。
――◆2019年8月29日以降から共用SSLまたは独自SSLをご利用のお客さまへ◆――
2019年8月29日以降にSSLを新規設定された場合、/home、/cgi-bin、/cgi-def、/app-def の4ディレクトリに設置されたコンテンツがhttp/httpsの両方で表示可能となります。
――◆2019年8月28日以前から共用SSLまたは独自SSLをご利用のお客さまへ◆――
基本のディレクトリに加えてhttps専用のディレクトリが別途作成されています。httpsで表示させたいホームページのコンテンツを以下のディレクトリに設置してください。
ディレクトリ | パーミッション | 主な用途 |
---|---|---|
/(ルートディレクトリ) | ||
| +---------- ssl | 755 (rwxr-xr-x) | |
| +-- home | 700 (rwx------) | HTML・CGI・PHP・SSI (SSL) |
| +-- cgi-bin | 700 (rwx------) | お客さまのCGI (SSL) |
| +-- cgi-def | 700 (rwx------) | 弊社製CGI (SSL) |
| +-- app-def | 700 (rwx------) | 弊社製PHP (SSL) |
- ・ /ssl/home
- SSLコンテンツ用の /home です。仕様・用途は /home と同様です。
- ・ /ssl/cgi-bin
- SSLコンテンツ用の /cgi-bin です。仕様・用途は /cgi-bin と同様です。
- ・ /ssl/cgi-def
- SSLコンテンツ用の /cgi-def です。仕様・用途は /cgi-def と同様です。
- ・ /ssl/app-def
- SSLコンテンツ用の /app-def です。仕様・用途は /app-def と同様です。
Webユーザ用ディレクトリ
WebユーザがFTPでサーバーに接続した時にアクセスできるディレクトリ構造は以下のようになっています。サブディレクトリはありません。
ディレクトリ | パーミッション | 主な用途 |
---|---|---|
/ | - | HTML |
ディレクトリの用途は以下の通りです。
- ・ / (ルートディレクトリ)
ホームページのコンテンツを置くディレクトリです。CGI・PHPを使うことはできません。
Webユーザにはそれぞれ個別のルートディレクトリが割り当てられます。FTPで接続した時はルートディレクトリとして見えますが、実体はサイト管理者・ Web特権ユーザ・他のWebユーザがFTPで接続した時に見えるルートディレクトリとは別のディレクトリです。他のアカウントのディレクトリにアクセスすることは出来ません。